更新日:2025年8月11日
全国高校野球選手権大会に出場していた広陵高(広島)が10日に出場辞退を発表したことを受け、大会副会長を務める日本高野連の宝馨会長が兵庫県西宮市内で取材に応じ、「事態を重く受け止める」としながら、「改めて暴力を一切認めない姿勢を加盟校に求めていきたい」と話した。
日本高野連は各校の不祥事について、各都道府県連盟からの報告書を受けて審査をしているが、報告書は年間1000件以上に上ることもあり、「(審査の方法に)改善の余地はあるのかもしれない。事案があったら徹底的に調べて、報告書を上げてもらうことを望みたい」と話した。今回はSNSで真偽不明な情報が拡散していることが広陵の出場辞退につながった。大会会長を務める角田克・朝日新聞社社長は「ファクトが何かを把握しないと判断が難しい。(情報拡散の)スピード感に対応できる体制づくりを考えないといけない」と語った。
全国高校野球選手権大会の出場辞退を発表した広陵高(広島)の堀正和校長は10日に兵庫県西宮市内で開いた会見で、出場辞退を判断した理由について「寮での爆破予告もSNS上で騒がれている。人命を守ることが最優先だと考え、辞退に踏み切った」などと述べた。一問一答は次の通り。
--出場辞退の判断にいたるまでの経緯は
「広島県高校野球連盟に報告書を提出しているのとは内容が違うことが1件、SNS上で拡散した。途中経過の報告がSNSに上がって、それがすべてだと思われたと思う。その違いが生じたことで多くの問題が出た。そのときに大会本部にも相談し、本校の声明書を出した。学校で聞き取り調査を行った結果、事実関係は出てこなかった。それを受けて第三者委員会に委ねて結果を待っている状況のため、今大会に出場していいと判断していた。ただ、それによるSNSでの大きな反響、誹謗中傷が出てきた。大会運営に大きな支障が出て、高校野球の信頼を大きくなくすことになる。本校の生徒も登下校で追いかけられたり、寮での爆破予告もSNS上で騒がれている。人命を守ることが最優先だと考え、辞退に踏み切った」
--大会本部にはいつ、どのように辞退を報告したか
「本日12時半に報告を行うと申し出て、辞退の受理をいただいた。大会本部からは、学校として考えるべきことを考え、さらに頑張っていただくよう激励を受けた」
--野球部の中井哲之監督にはどのように報告したか
「中井監督も本校理事の一人です。きのう、宿舎から広島に帰ってきていただいて午後6時から理事会を開いた。ただ、当事者であるがゆえ、理事会に出席することは難しいと進言された。中井監督はすべて理事会の決定に委ねると話した」
--中井監督から選手には
「昨日夜、理事会の結果(出場辞退)を宿舎にいる野球部長に伝えた。選手は失意のどん底だったと思う。子供たちも心を立て直すことは難しいが、けさ9時半ごろにバスで宿舎を出て広島に向かっている。午後3時ごろに到着し、全員が寮生なので、いったん待機をさせ、私もこれから広島に帰って伝えたい。保護者会にも説明したい」
ネットの声
2:名無しの高校野球ファン ID:aK3d9XQ
まずは安全最優先という判断は理解できます。ただ、真偽不明の情報が誘因になった点は今後の検証が必要ですね。第三者委の結果が出るまで静観したいです。
5:名無しの保護者 ID:R7mZp1b
現場の生徒が追いかけられたという話は重い。大会運営や地元警察と連携して、危機管理の標準手順を整えてほしいと感じました。
8:名無しのOB ID:Qw91tEe
高野連の「暴力を一切認めない」方針は当然。ただ報告が年1000件超というなら、調査体制や情報リテラシー教育の拡充が急務だと思います。
12:名無しの球児保護者 ID:Zp2nB7t
SNSで途中経過が独り歩きするのは今の時代の難しさ。公式の一次情報を迅速に示す広報フローがないと、また同じことが起きかねません。
15:名無しの観客 ID:fA6yX2L
寮への爆破予告は看過できないレベル。大会側も開催地での警備や入退場の導線を見直し、選手と関係者の安全を可視化してほしいです。
19:名無しの野球好き ID:Hb8tS0k
関西弁で言わせてもらうけど、命あっての野球や。今回はしゃーない。せやけど、正式な調査結果は早よ出して、選手の名誉守ったってや。
23:名無しの教師 ID:y3DkL9W
学校現場としては、SNS対応の校内ガイドラインを生徒・保護者・教職員で共有することが大切。誹謗中傷の通報窓口も周知してほしいです。
27:名無しのデジタル担当 ID:Mm2a7Xr
ファクトチェックの即応チームを大会本部に常設すべき。デマ検知、訂正発信、警察連絡までのSOPを平時から訓練しておくのが現実的です。
30:名無しの関西人 ID:tG4cV7h
ほな、高野連も学校も、発表まで時間かけすぎやねん。情報が空白やと憶測が膨らむ。タイムライン出して説明してくれたら、まだ納得できるで。
34:名無しのスポーツ法務 ID:Bc7n2KJ
暴力事案の基準や処分指針、異議申立ての手順をより明確に公開するとよい。透明性が高まれば、不要な疑念や誤解は減らせます。
40:名無しの一般人 ID:V2sNnqE
選手たちが一番つらいはず。誰かを傷つける書き込みはやめよう。落ち着いて事実確認を待つ、その姿勢を社会全体で共有したいです。
出典:産経新聞 ほか

